Ｍｙａｎ〜２♪の ある日の出来事
朝 気がついてみると、我が家のモンタがいない。。。
そういえば・・・たしか夕べ 客人が帰った後に、
ほんの少しの間、ドアが開けっ放しになっていたんだけど
弟のチミタを確認し ドアを閉めた。。。
チミタには、前歴があるからだ。
モンタには兄の貫禄と共に落着きがあるので、考えてもいないことだったが。。。
まさか・・・と思いつつ、モンタの好きなクローゼットの中や隅っこ、椅子の下などなど…
捜しまくったがいない。
やはり・・・
弟のチミタは、何が起きたのか…とばかりに、キョトンと青い目をぱちくりしている。
息子と手分けしてマンションの一番上の階から探し回ったがいない。。。
管理人や外の人に尋ねてみても 知る人はなし・・・
この寒い中、外で迷子になっていたらどうしよう…と、真剣に心配になってきた。
あてもなく捜しつくして疲れはじめ、不安がよぎっってきたが、
ここはあきらめず ドアを開けて、「モンタ〜、モンタ〜！」と叫んだ。。。
と・・・？気のせいか、かすかに、“ミャン…”と言う声が、
なんとなく…だが 聞こえたような気がして、
ドアの外へ出て、もう一度叫んでみた。
“ミャン…”確かに聞こえる・・・
呼ぶたびに答えるかのように かすかに“ミャン…”という返事が…。
ホッ・・・
無事だ！・・・近くにいる。。。
急いで非常階段を駆け上がり、更に上階の階段の片隅で、
白い大きな毛玉のように真ん丸くうずくまっている、モンタを発見した。
かくしてモンタは無事保護され、一晩を経て、やっと家の中に入ることができた。
その後、モンタはうろうろと家の中を2〜3周歩き回り、
これは確かに自分の家かどうかの確認を済ませ、
それが終わると、ホッと安心したかのように、するすると息子のベッドに潜りこみ、
夕べの寝不足を一気に解消するかのように、深い眠りに入っていった。。。
それは、ほぼ丸一日中…続いていたのだった。。。
やれやれ…モンタもやはり"猫の子"だった。。。
朝から人騒がせな奴。。。
パパさん、ぼくがちょっと散歩に出た隙に、ドア閉めちゃってさー、
もおーっ、冷たいんだから。。。
ぼくだって外の世界をちょっと見てみたいって思うこともあるんだよ。
でも、やっぱり外の世界はちょっと怖かったな。。。
知らない人いっぱい通るから、隠れるのに必死だったよ。。。
あ〜あ、もう懲りた・・・
・・・って思うんだけどさ、なぜか少し経つと、
どうしてかなー、なんとなく うずうずしてきちゃってさー、
また 外に行きたくなっちゃうんだよね〜。。。
なんでかな〜。。。(・.・;)
朝から出たり入ったり、さっき何 あわててたの？
みんなどうしちゃったの？
何ため息ついてるのさー。
ねえってばー。
元気だそうよー。
ぼくがついてるから大丈夫だよ。。。
（主）……君がいちばん心配だっちゅーの！
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